さっと読める株ニュース【夜版】2026年9月25日

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① 市場ダッシュボード

25日の東京株式市場は、昨日までの「AI・半導体中心」から一段進み、銀行などバリュー株にも買いが広がる強い相場となりました。

日経平均は前日比850.21円高の66,364.20円(+1.30%)で5日続伸。始値65,639.62円からほぼ一貫して上昇し、高値66,410.27円に迫る水準で取引を終えました。

指標 終値 前日比

日経平均 66,364.20円 +850.21円(+1.30%)
TOPIX 4,128.59 +1.31%
日経平均高値 66,410.27円 ―
日経平均安値 65,639.62円 ―
プライム売買代金 約7兆8,008億円 ―
プライム値上がり 1,118銘柄 約71%
プライム値下がり 382銘柄 ―

TOPIXも4,128.59、+1.31%。昨日は日経平均上昇に対してTOPIXが下落していましたが、今日は銀行株などにも資金が入り、指数と市場全体がそろって上昇しました。東証33業種でも31業種が上昇しています。

市場ムード:強気。AI・半導体集中から市場全体へ資金が拡大


② 今日の重要ニュース

AI・半導体株が引き続き日経平均をけん引

今日も中心はAI・半導体でした。

東京エレクトロン(8035)は56,520円、+2,600円、アドバンテスト(6857)は34,000円、+940円、キオクシアHD(285A)は55,780円、+1,200円。

日経平均への寄与度では、東京エレクトロンが約+261円、アドバンテストが約+227円。この2銘柄だけで日経平均を約488円押し上げました。

ただし、昨日との大きな違いは半導体だけではありません。

銀行株が全面高、TOPIXも上昇

今日の東証33業種で上昇率トップは銀行業の+4.08%。

金利上昇による利ざや改善期待に加え、9月中間配当の権利取りを意識した買いが銀行株に入りました。三井住友FG(8316)は6,919円、+3.59%。三菱UFJFG(8306)なども上昇しています。

昨日は「日経平均は上昇、TOPIXは下落」でしたが、今日は日経平均+1.30%、TOPIX+1.31%。

相場の中身は明確に改善しました。

9月配当の権利取りも相場を下支え

3月期決算企業の中間配当を巡る権利取りの動きも買い材料になっています。

週明け28日が権利付き最終売買日となるため、配当を意識したバリュー株への資金流入が強まっています。


③ 注目銘柄

東京エレクトロン(8035)

56,520円、+2,600円。

今日の日経平均を約261円押し上げた最大のプラス寄与銘柄です。

昨日に続いてAI・半導体への資金流入が継続しました。

チャートコメント: 高値圏でも買いが継続。週明けは56,000円台を維持できるか、急上昇後の利益確定売りを吸収できるかを確認します。

アドバンテスト(6857)

34,000円、+940円。

日経平均へのプラス寄与は約227円。東京エレクトロンと合わせて、今日も指数上昇の中心でした。

チャートコメント: 上昇トレンド継続。ただし連日の上昇で短期的な過熱には注意。

三井住友FG(8316)

6,919円、+240円(+3.59%)。

金利上昇による利ざや改善期待と配当取りの買いが重なり、銀行株が全面高となりました。

チャートコメント: 半導体株とは異なる資金が銀行株へ流入。週明けもTOPIXを支えるか注目です。

ソフトバンクグループ(9984)

6,150円、-202円(-3.18%)。

日経平均が850円上昇するなかで逆行安となり、指数を約162円押し下げました。

チャートコメント: AI関連全体が上昇するなかで弱さが目立つため、週明けの反発有無を監視します。


④ テーマ代表銘柄

テーマ 代表銘柄 資金の流れ・継続性

AI・半導体 アドバンテスト(6857) 強い・継続
半導体製造装置 東京エレクトロン(8035) 強い・継続
メモリー キオクシアHD(285A) 強い
半導体基板 イビデン(4062) 強い
銀行 三菱UFJFG(8306)、三井住友FG(8316) 資金流入拡大
AIインフラ フジクラ(5803) 継続
配当・バリュー 銀行・保険・その他金融 権利取り需要

今日の重要な変化は、AI・半導体株の上昇が止まらないまま、銀行・金融株にも資金が広がったことです。

昨日はTOPIXが下落し、プライム市場も値下がり銘柄優勢でした。

今日はプライム市場の約71%が上昇。昨日までとは相場の広がりが明確に違います。


⑤ マーケット異変速報

東証33業種騰落率

今日は33業種中31業種が上昇、下落は2業種だけでした。

業種 騰落率

銀行業 +4.08%
証券・商品先物 +2.08%
その他金融業 +1.85%
電気機器 +1.80%
サービス業 +1.45%
精密機器 +1.45%
倉庫・運輸関連 +1.39%
保険業 +1.37%
医薬品 +1.10%
機械 +0.95%
海運業 +0.91%
石油・石炭製品 +0.89%
食料品 +0.88%
ゴム製品 +0.88%
パルプ・紙 +0.83%
空運業 +0.77%
卸売業 +0.76%
化学 +0.71%
ガラス・土石製品 +0.71%
非鉄金属 +0.65%
鉄鋼 +0.63%
小売業 +0.63%
陸運業 +0.61%
金属製品 +0.56%
鉱業 +0.49%
輸送用機器 +0.46%
繊維製品 +0.43%
不動産業 +0.35%
水産・農林業 +0.19%
電気・ガス業 +0.13%
その他製品 +0.05%
建設業 -0.52%
情報・通信業 -0.88%

銀行業の+4.08%が突出。昨日下落した金融株への資金回帰が鮮明でした。

値上がり率上位

9月25日終値ベースの主な上昇銘柄です。

農中米債7U(538A) +73.6%
akippa(627A) +22.4%
リベルタ(4935) +20.8%
サンメッセ(7883) +19.8%
原田工業(6904) +18.2%
小林製薬(4967) +17.0%
イメージ情報開発(3803) +16.5%
データセクション(3905) +14.9%
GMOコマース(410A) +13.5%
北浜キャピタル(2134) +11.8%

小林製薬は、株式非公開化に関する提案を受領していることを明らかにしたことが材料視されました。

値下がり率上位

Aバランス(3856) -12.3%
Sクリプトエ(5721) -11.6%
クボテック(7709) -11.1%
フィーチャ(4052) -10.5%
生化学工業(4548) -8.9%
ケミプロ化成(4960) -8.7%
ビーマップ(4316) -8.5%
カバー(5253) -8.4%
総医研HD(2385) -8.2%
BuySell Technologies(7685) -8.2%

昨日上方修正を発表したカバーは、材料出尽くし感も意識され-8.4%。好材料=株価上昇とは限らない典型的な動きとなりました。

ストップ高・ストップ安

今日はストップ高8銘柄、ストップ安0銘柄でした。

ストップ高

イメージ情報開発(3803)
ジィ・シィ企画(4073・一時)
小林製薬(4967)
農中米債7U(538A)
akippa(627A)
原田工業(6904・一時)
サンメッセ(7883)
大和自動車交通(9082・一時)

ストップ安

なし

異変監視銘柄

今日最大の市場異変は、昨日とは逆に相場の裾野が一気に広がったことです。

昨日24日は日経平均が+495円でもTOPIXは下落し、プライム市場では値下がり銘柄が優勢でした。

今日は、

日経平均 +1.30%
TOPIX +1.31%
プライム値上がり 1,118銘柄
33業種中31業種上昇

まで改善しています。

監視銘柄は、

東京エレクトロン(8035)
アドバンテスト(6857)
キオクシアHD(285A)
三菱UFJFG(8306)
三井住友FG(8316)
ソフトバンクG(9984)
カバー(5253)

です。

PTS異変監視

17時30分時点の夜間PTSでは、売買成立224銘柄のうち上昇113銘柄、下落89銘柄。日経平均構成銘柄も値上がり33、値下がり14と買い優勢です。

特に、

モリテック スチール(5986) +26.6%
サンケイRE(2972) +16.8%
ホクシン(7897) +16.2%
サンメッセ(7883) +9.4%

が上昇。

一方、筑波銀行(8338)は-18.9%と大きく下落しています。


⑥ 米国株ニュース

24日の米国市場は高安まちまちでした。

NYダウ:51,349.98(-161.61ドル)
NASDAQ:26,939.38(+3.34ポイント)

原油高の長期化やインフレ、追加利上げへの警戒から序盤は売られましたが、米国とイランがホルムズ海峡再開を含む段階的な合意を模索しているとの報道を受け、NASDAQは小幅ながらプラス圏へ戻しました。

日本市場では米国株全体の方向感よりも、引き続きAI・半導体株の個別の強さが意識されています。

今晩は米耐久財受注やミシガン大学消費者態度指数の確報値が予定されており、米金利がさらに上昇するかが週明けの日本株にも影響します。


⑦ 明日の注目銘柄

次の取引日に向けた監視リストです。

東京エレクトロン(8035)
今日の日経平均最大の押し上げ銘柄。56,000円台を維持できるか。

アドバンテスト(6857)
34,000円まで上昇。AI・半導体相場の継続性を見る中心銘柄。

キオクシアHD(285A)
55,780円まで上昇。PTSでも17時30分時点で55,?00円台とプラスを維持しており、メモリー半導体への資金継続を確認します。

三菱UFJFG(8306)/三井住友FG(8316)
今日の新しい主役。銀行業+4.08%の流れが続くか。

ソフトバンクG(9984)
日経平均大幅高のなか-3.18%。AI関連株の中での逆行安から反発できるか。

カバー(5253)
好業績修正後に-8.4%。材料出尽くし売りが一巡するかを監視します。


⑧ 明日の注目ポイント

次の東京市場で最も重要なのは、今日確認できた「資金の広がり」が続くかです。

昨日はAI・半導体集中相場でした。

今日は、

半導体 → 銀行 → 証券 → その他金融 → 幅広い業種

へ買いが拡大しました。

特に確認したいのは次の4点です。

① 日経平均66,000円台を維持できるか

今日の終値は66,364.20円。高値66,410円に近い水準で終えており、引けまで買いが続きました。

② TOPIXの上昇が続くか

昨日と違い、今日はTOPIXも+1.31%。指数の中身が大きく改善しています。

③ 銀行株への資金流入が続くか

銀行業は+4.08%。半導体株と銀行株が同時に強ければ、日経平均とTOPIXの両方を支えやすくなります。

④ 今晩の米金利と半導体株

日本株が高値圏にあるだけに、米金利が再び急上昇した場合はAI・半導体株の利益確定売りに注意が必要です。

週明け28日は9月中間配当の権利付き最終売買日でもあります。

AI・半導体だけでなく、高配当・銀行・保険などへの資金流入が続くかが重要になります。


⑨ 編集部コメント

昨日の夜版では「AI・半導体以外にも資金が広がるか」を注目ポイントにしました。

今日は、その動きが実際に確認できました。

日経平均+1.30%に対してTOPIXも+1.31%。プライム市場では約71%の銘柄が上昇し、33業種中31業種がプラス。

昨日までの「指数は上がるが値下がり銘柄が多い相場」から、市場全体へ買いが広がる相場へ変化しています。

一方で、東京エレクトロンとアドバンテストだけで日経平均を約488円押し上げており、半導体株の影響が依然として大きいことも事実です。

週明けは、「半導体の強さを維持しながら、銀行・高配当株への資金流入も続くか」を確認したいところです。

 

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