さっと読める株ニュース【朝版】2026年10月2日

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① 市場ダッシュボード

10月1日の東京株式市場は、AI・半導体株への買いが集中し、日経平均が68,956.72円、前日比+2,203.00円(+3.30%)と大幅続伸しました。一方、TOPIXは4,131.98、+23.33ポイント(+0.57%)にとどまり、指数間の温度差が大きい一日でした。

指標 最新確認値 状況
日経平均 68,956.72円 +2,203.00円(+3.30%)
TOPIX 4,131.98 +23.33(+0.57%)
ドル円 157円台 10月1日NY市場では一時157.24円まで円高
VIX 16台 20を下回る水準

10月1日のNY市場ではドル円が158円台から下落し、一時157.24円まで円高・ドル安が進みました。東京市場で進んだ円安が一服しており、輸出関連株への影響を確認したい局面です。

市場 値上がり 値下がり 状況
プライム 750 747 ほぼ拮抗
スタンダード 559 793 値下がり優勢
グロース 229 306 値下がり優勢

日経平均が3.30%上昇した一方、プライム市場の騰落はほぼ拮抗し、スタンダードとグロースでは値下がり銘柄が上回りました。

市場ムード:日経平均は強いものの、市場全体では二極化。半導体への資金集中が鮮明です。

② 前日のマーケット異変速報

10月1日の最大の異変は、日経平均が2,203円上昇したにもかかわらず、市場全体では値下がり銘柄が多かったことです。

市場異変 10月1日の状況 注目点
日経平均 +2,203.00円(+3.30%) 69,000円目前まで上昇
TOPIX +0.57% 日経平均との上昇率差が拡大
プライム 750上昇/747下落 ほぼ拮抗
スタンダード 559上昇/793下落 値下がり優勢
グロース 229上昇/306下落 値下がり優勢
日経平均225銘柄 108上昇/115下落 指数上昇でも下落銘柄が上回る

日経平均への寄与では、アドバンテスト(6857)だけで約722.75円押し上げました。

さらに東京エレクトロン(8035)、ソフトバンクグループ(9984)、ファーストリテイリング(9983)、イビデン(4062)を加えた上位5銘柄で、日経平均の上昇幅2,203円の約7割を占めました。

異変監視銘柄

固定基準は「IRなしで株価±10%以上、または出来高10%以上増」です。明確なIR・決算材料が確認できる銘柄は切り分けます。

銘柄 異変 監視理由
unbanked(8746) 出来高が直近5日平均比で大幅増 売買エネルギー急増
ウェッジホールディングス(2388) -37.04% 10%基準を大幅超過

材料の有無を確実に切り分けられない銘柄については、推測で異変監視銘柄に追加していません。

③ 前日の重要ニュース

米マイクロン好決算で日本のAI・半導体株が急騰

10月1日の日本市場最大の材料は、米メモリー半導体大手マイクロン・テクノロジーの好決算でした。

AI向け需要への期待から日本の半導体関連株へ資金が集中し、日経平均は一時68,995.30円まで上昇。69,000円まであと約5円に迫りました。

関連銘柄:
アドバンテスト(6857)
東京エレクトロン(8035)
レーザーテック(6920)
キオクシアホールディングス(285A)
イビデン(4062)

特にアドバンテスト(6857)は37,610円、前日比約+9.8%となり、日経平均を約722.75円押し上げました。

米国株は米金利上昇一服で切り返す

10月1日の米国株式市場は、一時の下落から切り返して上昇しました。

世界的な債券売りに歯止めがかかり、米国債利回りの上昇が一服したことが株式市場を支えました。

前日の日本市場ではAI・半導体株が急騰しているため、今日の東京市場では米国株の上昇を受けて半導体株がさらに買われるのか、それとも短期的な利益確定売りが優勢になるのかが焦点です。

日経平均とTOPIXの温度差が拡大

日経平均は+3.30%でしたが、TOPIXは+0.57%。

さらにプライム市場の値上がり750銘柄に対して値下がり747銘柄と、日経平均の大幅高ほど市場全体は強くありませんでした。

関連銘柄:
アドバンテスト(6857)
東京エレクトロン(8035)
ソフトバンクグループ(9984)
イビデン(4062)

今日も日経平均だけでなく、TOPIXと騰落銘柄数を合わせて確認する必要があります。

④ 注目テーマ(資金循環)

テーマ 資金流入・流出 理由 代表銘柄
AI・半導体 強い流入 米マイクロン好決算、AI需要期待 アドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)
半導体検査装置 強い流入 半導体設備投資期待 レーザーテック(6920)
メモリー 流入 マイクロン好決算が追い風 キオクシアホールディングス(285A)
AIインフラ 流入 データセンター需要期待 フジクラ(5803)、古河電気工業(5801)
銀行 流出 半導体への資金集中 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
保険 流出 バリュー株から資金移動 東京海上ホールディングス(8766)

昨日はAI・半導体への資金集中が鮮明でした。

一方、銀行や保険などからは資金が流出しており、今日も半導体一極集中が続くのか、他セクターへ資金が戻るのかが重要です。

⑤ 注目銘柄

アドバンテスト(6857)

10月1日は37,610円、前日比約+9.8%。

日経平均を約722.75円押し上げ、昨日の日本株上昇の中心となりました。

監視ポイント:急騰後もAI・半導体への資金が継続するか

東京エレクトロン(8035)

10月1日は12,585円、前日比約+6.5%。

日経平均を約386.83円押し上げました。

一方、17時30分時点の夜間PTSでは12,265円、東証終値比-2.5%となっています。

監視ポイント:PTS下落から寄り付きで売りが強まるか

レーザーテック(6920)

10月1日は45,710円、+11%超と大幅上昇。

半導体関連への資金集中を象徴する値動きとなりました。

監視ポイント:10%超上昇後の利益確定売りと資金継続

キオクシアホールディングス(285A)

米マイクロンの好決算を受け、メモリー関連への資金流入が意識されました。

監視ポイント:メモリー関連への資金が2日連続で継続するか

フジクラ(5803)

AIデータセンター・電線関連として注目される一方、17時30分時点の夜間PTSでは5,258円、東証終値比-2.0%でした。

監視ポイント:半導体からAIインフラへ資金が広がるか、PTSの売りを引き継ぐか

⑥ 夜間PTS異変

10月1日のPTSナイトタイムセッションは17時30分時点で285銘柄の売買が成立し、上昇83銘柄、下落183銘柄と売りが優勢でした。

日経平均構成銘柄では68銘柄の売買が成立し、値上がり15銘柄、値下がり52銘柄。前日の現物市場の急騰とは逆に、夜間は利益確定売りが目立っています。

区分 銘柄 PTS株価 東証終値比
上昇 ASNOVA(640A) 520円 +18.2%
上昇 エルテス(3967) 773円 +14.9%
上昇 グラファイトデザイン(7847) 777円 +14.8%
上昇 ACCESS(4813) 489.1円 +11.4%
上昇 HUMAN MADE(456A) 2,199円 +6.7%
下落 インヴィンシブル投資法人(8963) 50,000円 -15.4%
下落 イーサポートリンク(2493) 838.1円 -14.3%
下落 イメージ情報開発(3803) 624円 -13.8%
下落 鹿島(1812) 4,324円 -12.4%
下落 SCREENホールディングス(7735) 15,006円 -3.7%

日経平均構成銘柄では、前日に急騰した半導体・AIインフラ関連で売りが目立ちました。

銘柄 PTS株価 東証終値比
SCREENホールディングス(7735) 15,006円 -3.7%
東京エレクトロン(8035) 12,265円 -2.5%
KOKUSAI ELECTRIC(6525) 9,878円 -2.4%
レゾナック・ホールディングス(4004) 15,542円 -2.2%
イビデン(4062) 11,730円 -2.2%
太陽誘電(6976) 9,881.3円 -2.2%
ディスコ(6146) 59,201円 -2.0%
フジクラ(5803) 5,258円 -2.0%
古河電気工業(5801) 4,030円 -2.0%

夜間PTSでは、前日に大きく買われた半導体・AIインフラ関連の利益確定売りが確認されています。

売買代金・出来高については、記事作成時点で10月1日夜間セッションの確定ランキングを確認できなかったため、推測値は掲載しません。

⑦ 今日の注目ポイント

寄付き戦略:69,000円より「中身」を確認

10月1日の日経平均高値は68,995.30円。

心理的節目の69,000円まで約5円に迫りました。

ただし、夜間PTSでは半導体関連を中心に売りが優勢です。

寄り付きでは69,000円突破だけを見るのではなく、突破後にその水準を維持できるかを確認します。

重要ポイント① 半導体の利益確定売り

昨日はアドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)、レーザーテック(6920)などが大幅上昇しました。

一方、夜間PTSでは東京エレクトロン(8035)-2.5%、SCREENホールディングス(7735)-3.7%、イビデン(4062)-2.2%など、半導体関連に売りが出ています。

昨日の急騰後の利益確定を吸収できるかが今日最大のポイントです。

重要ポイント② TOPIXと騰落銘柄数

昨日は日経平均+3.30%に対してTOPIXは+0.57%。

さらに、

プライム:750上昇/747下落
スタンダード:559上昇/793下落
グロース:229上昇/306下落

となりました。

今日、日経平均が高値を更新しても、TOPIXや騰落銘柄数が改善しなければ半導体集中相場が続いていると考えられます。

重要ポイント③ 米国株は切り返し

10月1日の米国株式市場は、米国債利回りの上昇一服を受けて一時の下げから切り返し、上昇して取引を終えました。

日本株には支援材料ですが、前日の東京市場で半導体株が大きく先行上昇しているため、米国株高だけで日本の半導体株が再び大幅上昇するかは慎重に確認する必要があります。

リスク

最大のリスクは、AI・半導体株への極端な資金集中の反動です。

日経平均は2営業日で大きく上昇し、昨日は上位数銘柄だけで指数を大幅に押し上げました。

さらに夜間PTSでは半導体関連に利益確定売りが出ています。

今日は69,000円攻防、半導体株の利益確定売り、TOPIXと騰落銘柄数、他セクターへの資金循環を合わせて確認します。

⑧ 編集部コメント

昨日の日経平均は+2,203円と非常に強い上昇になりました。

ただし、数字だけを見ると市場の実態を見誤る可能性があります。

TOPIXは+0.57%にとどまり、プライム市場は750上昇/747下落。スタンダードとグロースでは値下がり銘柄の方が多くなりました。

つまり昨日は、日本株全体が一斉に上昇したのではなく、米マイクロンの好決算をきっかけにAI・半導体へ資金が集中し、値がさ株が日経平均を大きく押し上げた相場です。

さらに夜間PTSでは、東京エレクトロン(8035)やSCREENホールディングス(7735)など前日に買われた半導体関連が下落し、PTS全体でも83上昇/183下落と売り優勢でした。

今日は69,000円を超えるかどうかだけではなく、半導体株が利益確定売りを吸収できるか、TOPIXと騰落銘柄数が改善するか、半導体以外へ資金が広がるかを見ることが重要です。

売買推奨ではなく、市場全体の資金の流れを確認する一日とします。

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