さっと読める株ニュース【夜版】2026年10月2日

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① 市場ダッシュボード

10月2日の東京株式市場は、前日までの急伸を受けた利益確定売りが優勢となり、日経平均は68,309.46円、前日比-647.26円(-0.94%)と3営業日ぶりに反落しました。TOPIXも4,091.00、-40.98ポイント(-0.99%)でした。

指標 最新確認値 状況
日経平均 68,309.46円 -647.26円(-0.94%)
TOPIX 4,091.00 -40.98(-0.99%)
ドル円 157.83円 15:41時点、前営業日NY終値比-0.26円
VIX 16.39 10月1日米国市場終値、+0.31%

日経平均は前日までの2営業日で3,000円を超えて上昇していたことから、週末と米雇用統計を前に持ち高調整が優勢となりました。一時は68,132.16円まで下落しました。

市場全体でも売りが優勢です。

市場 値上がり 値下がり 状況
プライム 212 1,305 値下がりが8割超
スタンダード 376 1,006 値下がり優勢
グロース 165 397 値下がり優勢

市場ムード:指数だけでなく市場全体が反落。ただし非鉄金属・資源株と一部AI関連には資金が残りました。

② 今日の重要ニュース

前日までの急騰から利益確定売り

日経平均は68,309.46円、-647.26円で終了しました。

前日までの2営業日で大きく上昇していたため、週末と今晩の米9月雇用統計を前に利益確定売りが優勢となりました。

日経平均構成225銘柄では値上がり51銘柄、値下がり173銘柄、変わらず1銘柄。プライム市場でも値下がりが1,305銘柄に達しています。

関連銘柄:
ソフトバンクグループ(9984)
東京エレクトロン(8035)
ファーストリテイリング(9983)

ソフトバンクグループ(9984)は6,310円、-5.83%、東京エレクトロン(8035)は12,100円、-3.82%となり、指数を大きく押し下げました。

AI・半導体は全面安にならず、選別色

今日の特徴は、半導体・AI関連が一斉に売られたわけではないことです。

アドバンテスト(6857)は38,630円、+2.71%、キオクシアホールディングス(285A)は19,300円、+1.05%、レーザーテック(6920)は46,130円、+0.92%と上昇しました。

一方、東京エレクトロン(8035)は-3.82%、KOKUSAI ELECTRIC(6525)は-0.69%。

関連銘柄:
アドバンテスト(6857)
キオクシアホールディングス(285A)
レーザーテック(6920)
東京エレクトロン(8035)

AI・半導体のテーマ自体が崩れたというより、前日の急騰後に銘柄ごとの選別が強まった一日でした。

非鉄金属・電線株へ資金流入

東証33業種で上昇したのはわずか4業種。その中で非鉄金属が上昇率トップとなりました。

AIデータセンター向け需要への期待から、

古河電気工業(5801)
フジクラ(5803)
住友電気工業(5802)

など電線株が上昇。

古河電気工業(5801)は4,429円、+7.68%、フジクラ(5803)は5,598円、+4.28%、住友電気工業(5802)は2,452円、+3.50%でした。

原油高と中東情勢への警戒

米国による中東への部隊・空母増派報道などを背景に原油価格が高止まりし、日本株では企業収益への影響が警戒されました。

一方、資源価格上昇の恩恵を受けやすい鉱業、石油・石炭製品は上昇しました。

関連銘柄:
INPEX(1605)
ENEOSホールディングス(5020)
出光興産(5019)

③ 注目銘柄

アドバンテスト(6857)

チャート: 38,630円、+2.71%。地合い悪化の中でも上昇。

需給: 売買代金は約6,541億円で全市場2位。

材料: AI・半導体需要への期待が継続。

リスク: 前日の半導体株急騰後であり、今晩の米雇用統計と米半導体株次第で値動きが拡大する可能性。

フジクラ(5803)

チャート: 5,598円、+4.28%。

需給: 売買代金は約3,055億円。

材料: AIデータセンター向け光・電線需要への期待。

リスク: 短期間での上昇による利益確定売り。

東証33業種で非鉄金属が上昇率トップとなるなか、電線株への資金流入が続きました。

古河電気工業(5801)

チャート: 4,429円、+7.68%。

需給: 売買代金は約1,808億円。

材料: AIデータセンター・光通信関連への資金流入。

リスク: 急騰後の高いボラティリティ。

キオクシアホールディングス(285A)

チャート: 19,300円、+1.05%。

需給: 売買代金は約7,809億円で全市場1位。

材料: AI向けメモリー需要への期待。

リスク: 売買代金が極端に大きく、短期資金による値動きの拡大。

ソフトバンクグループ(9984)

チャート: 6,310円、-5.83%。

需給: 売買代金は約3,811億円で全市場3位。

材料: AI投資テーマ。

リスク: 前日の急騰から一転して大幅反落。日経平均への影響も大きい銘柄です。

④ テーマ代表銘柄

テーマ 資金流入・流出 理由 代表銘柄
AI・半導体 選別流入 アドバンテスト・キオクシアは上昇、東京エレクトロンは下落 アドバンテスト(6857)、キオクシアホールディングス(285A)
AIインフラ・電線 強い流入 データセンター向け需要期待 フジクラ(5803)、古河電気工業(5801)
非鉄金属 強い流入 電線・AIインフラ関連が上昇 三井金属(5706)、住友電気工業(5802)
資源・エネルギー 流入 原油高・中東情勢 INPEX(1605)、ENEOSホールディングス(5020)
金融 流出 金利上昇局面でも利益確定売り 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)
不動産 流出 金利上昇警戒 三井不動産(8801)、三菱地所(8802)

今日の資金循環では、前日までのAI・半導体一極集中から、非鉄金属・電線・資源関連へ資金の一部が移動しました。

⑤ マーケット異変速報

東証33業種騰落率

10月2日は4業種上昇、29業種下落でした。

大引け時点の33業種について、上昇・下落方向は確認できましたが、記事作成時点で大引けの全33業種の個別騰落率数値を同一の信頼できる情報源から取得できなかったため、数値を推測して埋めていません。

業種 騰落率 状況
水産・農林業 確認不能 下落
鉱業 確認不能 上昇
建設業 確認不能 下落
食料品 確認不能 下落
繊維製品 確認不能 下落
パルプ・紙 確認不能 下落
化学 確認不能 下落
医薬品 確認不能 下落
石油・石炭製品 確認不能 上昇
ゴム製品 確認不能 下落
ガラス・土石製品 確認不能 下落
鉄鋼 確認不能 下落
非鉄金属 確認不能 上昇・33業種首位
金属製品 確認不能 下落
機械 確認不能 下落
電気機器 確認不能 下落
輸送用機器 確認不能 下落
精密機器 確認不能 下落
その他製品 確認不能 下落
電気・ガス業 確認不能 下落
陸運業 確認不能 下落
海運業 確認不能 上昇
空運業 確認不能 下落
倉庫・運輸関連業 確認不能 下落
情報・通信業 確認不能 下落
卸売業 確認不能 下落
小売業 確認不能 下落
銀行業 確認不能 下落
証券・商品先物取引業 確認不能 下落・33業種最下位
保険業 確認不能 下落
その他金融業 確認不能 下落
不動産業 確認不能 下落
サービス業 確認不能 下落

値上がり/値下がり

区分 銘柄 終値 騰落率
上昇 プラップジャパン(2449) 1,348円 +28.6%
上昇 辻・本郷ITコンサルティング(476A) 2,560円 +24.3%
上昇 クスリのアオキホールディングス(3549) 4,411円 +18.9%
上昇 いつも(7694) 640円 +17.2%
下落 ウェッジホールディングス(2388) 13円 -23.5%
下落 unbanked(8746) 114円 -16.2%
下落 イメージ情報開発(3803) 611円 -15.6%
下落 河西工業(7256) 468円 -13.7%
下落 サン電子(6736) 9,070円 -10.7%

ストップ高/ストップ安

大引け時点ではストップ高9銘柄、ストップ安0銘柄でした。

区分 銘柄 確認内容
ストップ高 プラップジャパン(2449) 1,348円、+28.6%
ストップ高 クスリのアオキホールディングス(3549) 4,411円、+18.9%
ストップ高 辻・本郷ITコンサルティング(476A) 2,560円、+24.3%
ストップ高 グラファイトデザイン(7847) ストップ高
ストップ高 エルテス(3967) ストップ高
ストップ安 該当なし 0銘柄

出来高・売買エネルギー急増

出来高そのものの当日比較を同一条件で確認できない銘柄については推測せず、確認できた売買代金・約定回数の急増を参考情報として掲載します。

銘柄 確認できた異変 当日株価
イメージ情報開発(3803) 売買代金が前日比37.9倍 611円(-15.6%)
イメージ情報開発(3803) 約定回数が前日比1,353倍 611円(-15.6%)
いつも(7694) 約定回数が前日比14.2倍 640円(+17.2%)

売買代金上位

順位 銘柄 終値 騰落率 売買代金
1 キオクシアホールディングス(285A) 19,300円 +1.05% 約7,809億円
2 アドバンテスト(6857) 38,630円 +2.71% 約6,541億円
3 ソフトバンクグループ(9984) 6,310円 -5.83% 約3,811億円
4 太陽誘電(6976) 10,095円 -0.05% 約3,467億円
5 レーザーテック(6920) 46,130円 +0.92% 約3,187億円
6 フジクラ(5803) 5,598円 +4.28% 約3,055億円
7 東京エレクトロン(8035) 12,100円 -3.82% 約2,319億円
8 古河電気工業(5801) 4,429円 +7.68% 約1,808億円

異変監視銘柄

固定基準は「IRなしで株価±10%以上、または出来高10%以上増」です。

明確なIR・決算・上場廃止などの材料が確認できる銘柄は異変監視から除外します。

銘柄 異変 監視理由
unbanked(8746) -16.2% 10%基準を超える下落、記事作成時点で明確な当日IR材料を確認できず
イメージ情報開発(3803) -15.6% 10%基準を超える下落、売買代金・約定回数も急増
河西工業(7256) -13.7% 10%基準を超える下落
サン電子(6736) -10.7% 10%基準を超える下落

ウェッジホールディングス(2388)は東証による上場廃止決定・整理銘柄指定という明確な材料が確認できるため、固定基準の異変監視銘柄から除外しています。

⑥ 米国株ニュース

10月1日の米国株は主要3指数がそろって小幅上昇しました。

指標 終値 前日比
NYダウ 50,926.56 +20.51(+0.04%)
S&P500 7,666.45 +14.91(+0.19%)
NASDAQ 26,871.60 +10.53(+0.04%)

米長期金利が一時大きく上昇したものの、その後低下。FRB高官の慎重な発言もあり、追加利上げへの警戒がやや後退しました。

半導体関連では米マイクロンの好決算を受けた買いが続き、米半導体株は相対的に強い動きでした。

今晩は米9月雇用統計が最大の焦点です。

雇用者数だけでなく平均時給が強ければ、追加利上げ観測が再び強まり、米長期金利上昇を通じて日本のAI・半導体株にも影響する可能性があります。

翌営業日の日本株では、米雇用統計→米金利→NASDAQ・半導体株の反応が最重要です。

⑦ 明日の注目銘柄(監視リスト)

次回の東京市場は週明け10月5日(月)です。

銘柄 今日・引け後の材料 次営業日の監視点
アドバンテスト(6857) 38,630円、+2.71%。地合い悪化でも上昇 米雇用統計後も半導体資金が続くか
フジクラ(5803) 5,598円、+4.28% AIインフラ・電線への資金継続
古河電気工業(5801) 4,429円、+7.68% 急騰後の需給
キオクシアホールディングス(285A) 売買代金全市場1位 メモリー関連への資金継続
IDEC(6652) 引け後に通期経常利益予想を33%上方修正 業績修正とPTS上昇への反応
ディップ(2379) 夜間PTSで大幅下落 週明け寄付きの売り圧力
unbanked(8746) -16.2% 異変監視基準該当、下落継続の有無

⑧ 明日の注目ポイント(寄付き戦略)

次営業日10月5日の焦点は、68,000円台を維持しながら再び69,000円を試せるかです。

寄付き戦略

今日の日経平均は647円下落しましたが、安値は68,132.16円で68,000円を維持しました。

さらに17時の日経225先物12月限は、日中清算値比+340円の68,990円で夜間取引を開始しています。

ただし、今晩の米雇用統計を挟むため、先物の初動だけで週明けの方向を判断することはできません。

週明けは、

① 米雇用統計後の米金利
② NASDAQ・米半導体株
③ 日経平均68,000円維持
④ 今日強かった非鉄・電線株への資金継続

を確認します。

重要ポイント

今日のプライム市場は212上昇/1,305下落。

前日の「指数だけが強い」状態から、今日は市場全体が大きく調整しました。

一方でアドバンテスト(6857)、キオクシアホールディングス(285A)、フジクラ(5803)、古河電気工業(5801)は逆行高。

週明けは、こうした強い銘柄に資金が残るかが重要です。

引け後IR

10月2日の引け後に確認できた重要IRです。

銘柄 引け後IR 次営業日の確認点
IDEC(6652) 27年3月期連結経常利益予想を67.5億円→89.5億円へ約33%上方修正 上方修正への評価
ハイデイ日高(7611) 上期経常利益が前年同期比11.4%増の40.9億円、今期配当を4円増額修正 増益・増配への評価
ミタチ産業(3321) 6~8月期経常利益が前年同期比6.9%増の7.7億円 決算への評価
ヤマト インターナショナル(8127) 前期経常損益予想を黒字から赤字へ下方修正 下方修正への反応

夜間PTS

10月2日のPTSナイトタイムは17時30分時点で267銘柄の売買が成立し、上昇170銘柄、下落71銘柄と買いが優勢でした。

日経平均構成銘柄でも55上昇/9下落と買い優勢です。

区分 銘柄 PTS株価 東証終値比
上昇 プラップジャパン(2449) 1,648円 +22.3%
上昇 ハニーズホールディングス(2792) 1,658円 +20.1%
上昇 マツモト(7901) 1,270円 +13.6%
上昇 エルテス(3967) 873.3円 +13.0%
上昇 グラファイトデザイン(7847) 870円 +12.0%
上昇 IDEC(6652) 4,190円 +9.7%
下落 ディップ(2379) 1,588円 -11.0%
下落 インフロニア・ホールディングス(5076) 2,411円 -10.6%
下落 エクスモーション(4394) 740円 -7.5%
下落 ミタチ産業(3321) 1,790.1円 -4.3%

日経平均構成銘柄では、AI・半導体関連に買い戻しが確認されています。

銘柄 PTS株価 東証終値比
イビデン(4062) 12,300円 +1.7%
KOKUSAI ELECTRIC(6525) 10,200円 +1.5%
アドバンテスト(6857) 39,119円 +1.3%
東京エレクトロン(8035) 12,244円 +1.2%
キオクシアホールディングス(285A) 19,520円 +1.1%
レーザーテック(6920) 46,570円 +1.0%

リスク

最大のリスクは今晩の米雇用統計です。

強い雇用・賃金データが出れば、追加利上げ観測が再燃し、米長期金利が再び上昇する可能性があります。

その場合、高PERのAI・半導体株には逆風となりやすくなります。

また、中東情勢と原油価格も引き続きリスク要因です。

週明けは68,000円維持、米雇用統計後の米金利、AI・半導体のPTS買いが本市場へつながるか、非鉄・電線への資金が継続するかを確認します。

⑨ 編集部コメント

今日は日経平均が-647円となり、前日までの急騰から一服しました。

ただし、単純な「AI・半導体相場の終了」と見るには早い一日です。

プライム市場では値下がりが1,305銘柄に達した一方、アドバンテスト(6857)、キオクシアホールディングス(285A)、レーザーテック(6920)は上昇。さらにフジクラ(5803)、古河電気工業(5801)、住友電気工業(5802)などAIインフラ・電線株には強い資金が入りました。

夜間PTSでも日経平均構成銘柄は55上昇/9下落となり、アドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)、キオクシアホールディングス(285A)など半導体関連に買い戻しが入っています。

一方、今晩は米雇用統計です。

週明けは日経平均の数字だけでなく、米金利、半導体株、68,000円の維持、そして非鉄・電線へ広がった資金が残るかを確認することが重要です。

売買推奨ではなく、市場の資金循環とリスクの変化を確認していきます。

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