さっと読める株ニュース【夜版】2026年10月5日

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① 市場ダッシュボード

10月5日の東京株式市場は大幅反発。

日経平均は69,946.86円

前営業日比+1,637.40円(+2.40%)

となり、取引時間中には70,000円台へ乗せました。

TOPIXも4,145.22、+54.22(+1.33%)と上昇しました。

前週末の米国市場で、9月雇用統計を受けてFRBの早期利上げ観測が後退し、ハイテク・半導体株が買われた流れを引き継ぎました。

指標 最新確認値 状況
日経平均 69,946.86円 +1,637.40円(+2.40%)
TOPIX 4,145.22 +54.22(+1.33%)
ドル円 157円台後半 10月5日東京時間、157円台で推移
VIX 15.31 10月2日米国市場終値、-6.59%

市場別では、プライムは値上がり優勢となった一方、スタンダードとグロースでは値下がり銘柄が上回りました。

市場 値上がり 値下がり 状況
プライム 860 633 値上がり優勢
スタンダード 616 746 値下がり優勢
グロース 265 287 売り買い拮抗、値下がりやや優勢

プライム市場の売買代金は約7兆7,509億円、売買高は約22億5,895万株でした。

市場ムード:AI・半導体主導で日経平均は70,000円台を試しましたが、スタンダード・グロースまで全面的に買いが広がった相場ではありません。

② 今日の重要ニュース

日経平均が一時70,000円台、AI・半導体株が主導

今日最大の材料は、前週末の米国市場でハイテク・半導体株が上昇したことです。

米9月雇用統計が市場予想を下回り、FRBによる早期利上げ観測が後退。東京市場でもAI・半導体関連へ買いが集中し、日経平均は前場に70,037.61円まで上昇しました。

関連銘柄:
アドバンテスト(6857)
東京エレクトロン(8035)
ソフトバンクグループ(9984)
イビデン(4062)
レーザーテック(6920)
キオクシアホールディングス(285A)

特にアドバンテスト(6857)は40,300円、+4.32%まで上昇し、日経平均を約360円押し上げました。

日経平均70,000円突破も終値では大台を維持できず

日経平均は取引時間中に70,000円台を回復しましたが、終値は69,946.86円。

心理的節目の70,000円を終値では維持できませんでした。

日経平均構成225銘柄では値上がり157銘柄、値下がり68銘柄となり、指数構成銘柄では買いが優勢でした。

一方、

スタンダード市場では

616上昇/746下落

グロース市場では

265上昇/287下落

となっており、日経平均の+2.40%ほど市場全体が強かったわけではありません。

米雇用統計で早期利上げ観測が後退

前週末の米国市場では、9月雇用統計で雇用の伸びが市場予想を下回ったことを受け、FRBの早期利上げ観測が後退しました。

NYダウは

51,176.96ドル、+250.40ドル

NASDAQは

27,190.86、+319.26ポイント

で終了。

米ハイテク株高が今日の日本株上昇の主要因となりました。

関連銘柄:
アドバンテスト(6857)
東京エレクトロン(8035)
ディスコ(6146)
レーザーテック(6920)

G7の備蓄原油放出決定も投資家心理を支える

G7が原油・ディーゼル燃料の緊急備蓄放出を決定し、高止まりしていた燃料価格への懸念が後退したことも株式市場の支援材料となりました。

一方、今日の東証33業種では鉱業、石油・石炭製品が下落しています。

関連銘柄:
INPEX(1605)
出光興産(5019)
ENEOSホールディングス(5020)

③ 注目銘柄

アドバンテスト(6857)

チャート: 40,300円、+1,670円(+4.32%)。

需給: 売買代金は約6,230億円と市場全体でも上位。日経平均を約360円押し上げました。

材料: 米ハイテク・半導体株高と早期利上げ観測後退。

リスク: 短期間で上昇しており、70,000円近辺での日経平均の上値の重さと利益確定売りに注意。

東京エレクトロン(8035)

チャート: 前営業日の大幅安から反発。

需給: アドバンテスト(6857)と合わせ、2銘柄で日経平均を約697円押し上げました。

材料: 米半導体株高を受けた半導体製造装置株への買い。

リスク: 米金利が再上昇した場合の高PER株への売り。

キオクシアホールディングス(285A)

チャート: 19,120円、-0.93%。

需給: 売買代金は約7,222億円で市場トップ。

材料: AI向けメモリー需要への期待。

リスク: 日経平均が大幅高となる中で逆行安となっており、短期資金の回転が速い点に注意。

ソフトバンクグループ(9984)

チャート: 6,497円、+2.96%。

需給: 売買代金は約3,651億円。

材料: AI関連への資金回帰。

リスク: 日経平均への寄与度が大きく、AI関連のセンチメント変化による値動きも大きくなりやすい銘柄です。

ティアフォー(593A)

チャート: 2,193円、+15.4%。

材料: サウジアラビアで自動運転バスの実証と人材育成を推進。

需給: グロース市場の値上がり率上位。

リスク: 1日で15%超上昇しており、短期的な値動きが大きくなる可能性があります。

④ テーマ代表銘柄

テーマ 資金流入・流出 理由 代表銘柄
AI・半導体 強い流入 米ハイテク・半導体株高、早期利上げ観測後退 アドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)
半導体製造装置 強い流入 米半導体株高を追随 ディスコ(6146)、東京エレクトロン(8035)
AI関連 流入 AI投資期待が再び強まる ソフトバンクグループ(9984)、ソケッツ(3634)
自動運転 流入 海外実証・事業展開材料 ティアフォー(593A)
銀行 流入 TOPIX上昇を支える 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、りそなホールディングス(8308)
資源・エネルギー 流出 G7備蓄原油放出で原油高懸念が後退 INPEX(1605)、出光興産(5019)
海運 流出 業種別で下落 日本郵船(9101)、商船三井(9104)

今日の資金循環は、AI・半導体が再び主役となる一方、銀行などTOPIX寄与セクターにも買いが入りました。

ただし、スタンダード・グロースでは値下がり銘柄が上回っており、大型株中心の上昇という側面も残っています。

⑤ マーケット異変速報

東証33業種騰落率

10月5日の東証33業種は22業種上昇、11業種下落。

上昇率トップは電気機器+2.59%、下落率トップは電気・ガス業-1.03%でした。

業種 騰落率 状況
水産・農林業 -0.10% 下落
鉱業 -0.99% 下落
建設業 -0.45% 下落
食料品 +1.30% 上昇
繊維製品 +1.29% 上昇
パルプ・紙 -0.72% 下落
化学 +2.25% 上昇
医薬品 -0.14% 下落
石油・石炭製品 -0.66% 下落
ゴム製品 +1.32% 上昇
ガラス・土石製品 +2.43% 上昇
鉄鋼 -0.05% 下落
非鉄金属 +0.30% 上昇
金属製品 +1.30% 上昇
機械 +2.12% 上昇
電気機器 +2.59% 上昇
輸送用機器 +1.16% 上昇
精密機器 +1.69% 上昇
その他製品 +0.17% 上昇
電気・ガス業 -1.03% 下落
陸運業 +0.13% 上昇
海運業 -0.93% 下落
空運業 +0.14% 上昇
倉庫・運輸関連業 +0.13% 上昇
情報・通信業 +0.76% 上昇
卸売業 +0.76% 上昇
小売業 +1.72% 上昇
銀行業 +1.67% 上昇
証券・商品先物取引業 +0.73% 上昇
保険業 +0.82% 上昇
その他金融業 +0.95% 上昇
不動産業 -0.64% 下落
サービス業 -0.14% 下落

値上がり/値下がり

東証上場銘柄で確認できた主要な大幅変動銘柄です。

区分 銘柄 終値 騰落率
上昇 クリングルファーマ(4884) 564円 +16.5%
上昇 オプトエレクトロニクス(6664) 274円 +16.1%
上昇 ティアフォー(593A) 2,193円 +15.4%
下落 アドバンスクリエイト(8798) 71円 -19.3%
下落 インフロニア・ホールディングス(5076) 2,330円 -13.6%
下落 エムビーエス(1401) 1,500円 -13.5%
下落 レイヤード(634A) 2,756円 -12.5%
下落 海帆(3133) 35円 -12.5%

アドバンスクリエイト(8798)は業績見通し、インフロニア・ホールディングス(5076)は新株発行による希薄化懸念という明確な材料が確認されているため、後述の「IRなし異変監視」とは分けて扱います。

ストップ高/ストップ安

10月5日の大引け時点ではストップ高4銘柄、ストップ安0銘柄でした。

区分 銘柄 状況・材料
ストップ高 クリングルファーマ(4884) 提携先が米国眼科学会年次総会で発表
一時ストップ高 ソケッツ(3634) AI関連、前営業日もストップ高
一時ストップ高 ジィ・シィ企画(4073) グロース市場
一時ストップ高 辻・本郷ITコンサルティング(476A) 前営業日まで2日連続ストップ高
ストップ安 該当なし 0銘柄

売買エネルギー急増

確認できた売買代金増加率上位から、ETF等を除いた主な個別株です。

銘柄 株価 売買代金 前営業日比
エルテス(3967) 800円 約23.26億円 70.5倍
ワクー(4937) 2,354円 約1.06億円 40.7倍

エルテス(3967)は株価も+3.5%となり、売買エネルギーが急増しました。

売買代金上位

順位 銘柄 終値 騰落率 売買代金
1 キオクシアホールディングス(285A) 19,120円 -0.93% 約7,222億円
2 アドバンテスト(6857) 40,300円 +4.32% 約6,230億円
3 ソフトバンクグループ(9984) 6,497円 +2.96% 約3,651億円

キオクシアホールディングス(285A)は売買代金首位でしたが株価は下落しており、AI・半導体テーマ内でも銘柄ごとの強弱が確認されました。

異変監視銘柄

固定基準は「IRなしで株価±10%以上、または出来高10%以上増」です。

明確な決算・IR・材料が確認された銘柄は除外して扱います。

銘柄 異変 監視理由
レイヤード(634A) -12.5% 10%基準を超える下落
海帆(3133) -12.5% 10%基準を超える下落
エルテス(3967) 売買代金70.5倍 売買エネルギーが急増
ワクー(4937) 売買代金40.7倍 売買エネルギーが急増

材料の有無を明確に切り分けられない銘柄については、推測で追加していません。

⑥ 米国株ニュース

前週末10月2日の米国市場は主要3指数がそろって上昇しました。

指標 終値 前日比
NYダウ 51,176.96 +250.40(+0.49%)
S&P500 7,722.72 +56.27(+0.73%)
NASDAQ 27,190.86 +319.26(+1.19%)
VIX 15.31 -6.59%

9月米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を下回ったことから、FRBによる早期利上げ観測が後退しました。

特にNASDAQの上昇率が大きく、米半導体株への買いが今日の東京市場にも波及しました。

一方、米長期金利そのものは高い水準にあり、金利上昇が再開した場合にはAI・半導体など高PER株への影響に注意が必要です。

明日の日本株では、今晩の米ハイテク・半導体株が今日の日本株急騰を追認するかが最重要です。

⑦ 明日の注目銘柄(監視リスト)

銘柄 今日・引け後の材料 明日の監視点
アドバンテスト(6857) 40,300円、+4.32% 40,000円台維持と半導体資金継続
東京エレクトロン(8035) 日経平均上昇の主要寄与銘柄 70,000円再挑戦を支えられるか
キオクシアホールディングス(285A) 売買代金首位も-0.93% 半導体内の出遅れ修正か売り継続か
霞ヶ関キャピタル(3498) 今期経常39%増、7期連続最高益予想、増配 好決算への寄付き反応
不二越(6474) 12-8月期経常利益が2.1倍 決算評価
ネクステージ(3186) 12-8月期経常利益が63%増 決算評価
レイヤード(634A) -12.5% 異変監視、下落継続の有無
海帆(3133) -12.5% 異変監視、需給確認

⑧ 明日の注目ポイント(寄付き戦略)

明日10月6日の最大の焦点は、日経平均が終値ベースで70,000円台へ乗せられるかです。

今日は前場に70,037.61円まで上昇しましたが、終値は69,946.86円。

70,000円を一時突破したことで上値の売り圧力も確認されました。

寄付き戦略

まず確認したいのは、今晩の米国市場を受けてAI・半導体株への買いが2日連続で続くかです。

今日の日経平均は+2.40%、TOPIXは+1.33%。

プライム市場は860上昇/633下落と買い優勢でしたが、スタンダードとグロースでは値下がり銘柄の方が多くなりました。

明日は、

① 日経平均70,000円定着
② AI・半導体への資金継続
③ TOPIXと騰落銘柄数
④ スタンダード・グロースへの資金拡大

を確認します。

重要ポイント

今日の日経平均上昇では、アドバンテスト(6857)と東京エレクトロン(8035)の2銘柄だけで指数を約697円押し上げました。

日経平均が70,000円を超えても、少数の値がさ半導体株だけで指数が上昇する状態なのか、市場全体へ資金が広がるのかで相場の中身は大きく異なります。

また、キオクシアホールディングス(285A)は売買代金首位ながら-0.93%。

AI・半導体テーマ内でも銘柄選別が続いている点には注意が必要です。

引け後IR

10月5日の引け後に確認できた重要な決算・業績情報です。

銘柄 引け後IR 明日の確認点
霞ヶ関キャピタル(3498) 今期経常利益39%増、7期連続最高益予想、35円増配 好決算・増配への評価
不二越(6474) 12-8月期経常利益が2.1倍、6-8月期も2.2倍 大幅増益への評価
バイク王&カンパニー(3377) 12-8月期経常利益57%増、6-8月期2.5倍 業績改善への評価
ネクステージ(3186) 12-8月期経常利益63%増、6-8月期22%増 増益決算への評価

夜間PTS

10月5日17時30分時点のPTSナイトタイムセッションでは、236銘柄の売買が成立し、上昇123銘柄、下落85銘柄と買いが優勢です。

日経平均構成銘柄でも45上昇/11下落となっています。

区分 銘柄 PTS株価 東証終値比
上昇 クリングルファーマ(4884) 664円 +17.7%
上昇 サンバイオ(4592) 1,094円 +15.9%
上昇 アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(6085) 124円 +7.8%
上昇 カルナバイオサイエンス(4572) 443円 +7.0%
上昇 フェニックスバイオ(6190) 331円 +6.4%
下落 モリテック スチール(5986) 254円 -10.6%
下落 ルネサンス(2378) 900円 -7.6%
下落 フェローテックホールディングス(6890) 11,300円 -6.1%
下落 ソディック(6143) 1,760.3円 -4.4%
下落 テスホールディングス(5074) 525円 -3.5%

日経平均構成銘柄では三越伊勢丹ホールディングス(3099)が17時30分時点で1,700円、東証終値比+2.4%、日立建機(6305)が5,770円、+1.5%、レゾナック・ホールディングス(4004)が18,195円、+1.1%となっています。

一方、日本郵船(9101)は7,020.8円、-0.8%でした。

リスク

最大のリスクは、70,000円到達後の利益確定売りです。

今日の日経平均は1,637円上昇しましたが、終値では70,000円を維持できませんでした。

また、スタンダードとグロースでは値下がり銘柄が上回っており、日経平均の大幅高ほど市場全体が強いわけではありません。

今晩の米国市場で米金利が再上昇した場合には、今日大きく上昇したAI・半導体株の反動にも注意が必要です。

明日は70,000円定着、AI・半導体への資金継続、TOPIXと騰落銘柄数、市場全体への資金拡大を確認します。

⑨ 編集部コメント

今日は日経平均が+1,637円と大幅反発し、取引時間中には70,000円台へ乗せました。

前週末の米雇用統計を受けてFRBの早期利上げ観測が後退し、米ハイテク・半導体株が上昇。その流れを受けて、東京市場でもアドバンテスト(6857)や東京エレクトロン(8035)などAI・半導体関連が相場を大きく押し上げました。

ただし、今日の相場には注意したいポイントもあります。

日経平均は+2.40%に対してTOPIXは+1.33%。さらにスタンダード市場は616上昇/746下落、グロース市場は265上昇/287下落となり、小型株まで全面的に資金が広がったわけではありません。

また、日経平均は一時70,000円を突破したものの、終値は69,946.86円と大台を維持できませんでした。

明日は単純に70,000円を超えるかだけではなく、AI・半導体への資金が続くか、TOPIXが追随するか、そして大型株から中小型株へ資金が広がるかを見ることが重要です。

売買推奨ではなく、相場全体の資金循環とリスクの変化を確認していきます。

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