さっと読める株ニュース【夜版】2026年9月30日

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① 市場ダッシュボード

9月30日の東京株式市場は大幅反発しました。日経平均は66,753.72円、前日比+1,272.45円(+1.94%)。前日の米国市場で半導体株が底堅く推移した流れを受けて買いが先行し、後場には先物主導の買いも加わりました。TOPIXも4,108.65、+67.52ポイント(+1.67%)と大幅反発しています。

指標 最新確認値 状況

日経平均 66,753.72円 +1,272.45円(+1.94%)
TOPIX 4,108.65 +67.52(+1.67%)
ドル円 157円前後 18:33時点156.86~157.08円
VIX 16.09 9月29日米国市場終値
プライム 値上がり1,125/値下がり366 全面高
スタンダード 値上がり875/値下がり485 買い優勢
グロース 値上がり348/値下がり188 買い優勢

プライム市場では値上がり1,125銘柄に対して値下がり366銘柄。スタンダード、グロースも値上がり銘柄が大幅に上回り、昨日とは正反対の地合いとなりました。

ドル円は欧州市場で156円86銭から157円08銭へ上昇。18時33分時点では157円近辺で推移しています。

VIXは9月29日の米国市場で16.09。依然として警戒水準の20を下回っています。

市場ムード:大幅改善。33業種すべて上昇し、半導体だけでなく金融・非鉄・海運などへ買いが拡大。


② 今日の重要ニュース

日経平均1,272円高、3日ぶり大幅反発

今日最大の変化は、昨日の全面安から一転して市場全体に買いが広がったことです。

日経平均は66,753.72円まで上昇し、前日比+1.94%。75日移動平均線の66,671円付近を一時上回る場面もありました。前日の米国市場ではダウとNASDAQが小幅続落したものの、半導体株が底堅かったことが東京市場の支えとなりました。

さらに後場にはTOPIXも強含み、結果的に東証33業種がすべて上昇しました。

関連銘柄:
ソフトバンクグループ(9984)
アドバンテスト(6857)
東京エレクトロン(8035)
キオクシアホールディングス(285A)
フジクラ(5803)

ソフトバンクグループ(9984)が6%超上昇

ソフトバンクグループ(9984)は6,430円、前日比+6.55%。売買代金も約4,160億円に膨らみました。

前日は日経平均の最大の下押し要因でしたが、今日は一転して指数上昇をけん引。傘下Arm株の上昇やAI関連への資金回帰が意識されました。

AI・半導体への資金が一日で戻ってきたことは、明日の相場を見るうえでも重要な変化です。

非鉄金属・銀行へ資金拡大

今日はAI・半導体だけではありません。

東証33業種の上昇率トップは非鉄金属+4.86%。銀行業も+3.25%、金属製品も+3.01%と大幅上昇しました。

関連銘柄:
住友電気工業(5802)
フジクラ(5803)
古河電気工業(5801)
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)は3,700円、+3.01%。売買代金は約1,864億円でした。


③ 注目銘柄

ソフトバンクグループ(9984)

チャート: 前日の急落から大幅反発。
需給: 売買代金約4,160億円と活発。
材料: Arm株上昇、AI関連への資金回帰。
リスク: 米長期金利上昇とAI関連株の高いボラティリティ。

終値は6,430円、+6.55%。前日の下落を大きく取り戻しました。

アドバンテスト(6857)

チャート: 高値圏で反発。
需給: 今日の全市場売買代金1位。
材料: AI半導体需要への期待。
リスク: 米金利と米半導体株の値動き。

終値は34,260円、+1.03%。売買代金は約8,133億円と全市場トップでした。

キオクシアホールディングス(285A)

チャート: 前日の下落から反発。
需給: 売買代金約7,125億円で全市場2位。
材料: AI・メモリー需要への期待。
リスク: 高値圏での利益確定売り。

終値は18,095円、+1.20%。売買代金はアドバンテスト(6857)に次ぐ規模でした。

フジクラ(5803)

チャート: 大幅反発。
需給: 売買代金約2,018億円。
材料: AIデータセンター向け通信インフラ需要。
リスク: 急騰後の利益確定。

終値は5,224円、+5.94%。非鉄金属セクター上昇をけん引しました。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)

チャート: 権利落ち後から反発。
需給: 売買代金約1,864億円。
材料: 国内金利上昇による利ざや改善期待。
リスク: 金利上昇ペースや金融政策を巡る思惑。

終値は3,700円、+3.01%。銀行業全体も+3.25%と強い動きでした。


④ テーマ代表銘柄

テーマ 資金流入/流出 理由 代表銘柄

AI・半導体 流入 米半導体株の底堅さ、前日急落からの買い戻し アドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)
AI投資 強い流入 Arm株上昇、AI投資期待 ソフトバンクグループ(9984)
AIインフラ・電線 強い流入 データセンター需要 フジクラ(5803)、古河電気工業(5801)
銀行 流入 国内金利上昇期待 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
海運 流入 全面高による景気敏感株への資金拡大 日本郵船(9101)、商船三井(9104)
小型材料株 流入 個別材料・短期資金 プロジェクトホールディングス(9246)、ダイナミックマッププラットフォーム(336A)

今日の最大の特徴は、AI・半導体だけではなく、非鉄・銀行・海運・小型株まで資金が広がったことです。

前日の「電気機器だけ上昇」とは正反対で、今日は33業種すべてがプラス。指数だけでなく相場の中身も改善しました。


⑤ マーケット異変速報

33業種騰落率

9月30日は東証33業種すべて上昇しました。

業種 騰落率

非鉄金属 +4.86%
銀行業 +3.25%
金属製品 +3.01%
化学 +2.19%
情報・通信業 +2.13%
海運業 +2.02%
卸売業 +2.00%
ガラス・土石製品 +1.98%
ゴム製品 +1.94%
空運業 +1.81%
建設業 +1.73%
機械 +1.66%
電気・ガス業 +1.62%
その他金融業 +1.62%
証券・商品先物取引業 +1.58%
パルプ・紙 +1.53%
保険業 +1.50%
不動産業 +1.38%
小売業 +1.34%
繊維製品 +1.22%
食料品 +1.16%
その他製品 +1.15%
輸送用機器 +1.13%
医薬品 +1.11%
精密機器 +0.88%
電気機器 +0.83%
鉄鋼 +0.82%
石油・石炭製品 +0.72%
陸運業 +0.72%
サービス業 +0.64%
倉庫・運輸関連業 +0.63%
水産・農林業 +0.12%
鉱業 +0.09%

上昇率トップは非鉄金属。住友電気工業(5802)、フジクラ(5803)、古河電気工業(5801)などが上昇しました。

値上がり/値下がり

プライム市場では値上がり1,125銘柄、値下がり366銘柄。昨日の値下がり1,318銘柄から一転しました。

グロース市場では、ダイナミックマッププラットフォーム(336A)が+23.32%、ZenmuTech(338A)が+17.79%、ティアフォー(593A)が+17.76%、クオリプス(4894)が+17.73%。一方、アクセルスペースホールディングス(402A)は-19.19%でした。

ストップ高/ストップ安

大引け時点ではストップ高14銘柄、ストップ安1銘柄でした。

主なストップ高は、

プロジェクトホールディングス(9246)
ダイナミックマッププラットフォーム(336A)
ZenmuTech(338A)
フィーチャ(4052)
ジィ・シィ企画(4073)
クオリプス(4894)
ジェイ・イー・ティ(6228)
スバル興業(9632)

など。

ストップ安はアクセルスペースホールディングス(402A)でした。

出来高急増

出来高増加率では、

HYUGA PRIMARY CARE(7133)
425,700株/前日1,700株、約250倍

高田機工(5923)
201,500株/前日1,300株、155倍

スペースマーケット(4487)
57,200株/前日400株、143倍

杉村倉庫(9307)
73,100株/前日800株、約91倍

Sharing Innovations(4178)
288,600株/前日3,700株、78倍

と大幅な商い増加が確認されました。

売買代金上位

9月30日の売買代金上位は、

1位 アドバンテスト(6857) 約8,133億円
2位 キオクシアホールディングス(285A) 約7,125億円
3位 ソフトバンクグループ(9984) 約4,160億円
4位 太陽誘電(6976) 約3,423億円
5位 KOKUSAI ELECTRIC(6525) 約2,629億円

でした。

AI・半導体関連が売買代金上位をほぼ独占しており、主力テーマへの資金回帰が鮮明です。

異変監視銘柄

固定基準「IRなしで株価±10%以上、または出来高10%以上増」を基準に、明確なIR材料による値動きを除外しながら監視します。

出来高面では、

HYUGA PRIMARY CARE(7133)
高田機工(5923)
スペースマーケット(4487)
杉村倉庫(9307)
Sharing Innovations(4178)

などで前日比10%を大幅に上回る出来高増加が確認されています。

価格面ではグロース市場で10%を超える変動銘柄が多数発生しており、材料の有無を切り分けながら翌日も監視します。


⑥ 米国株ニュース

29日の米国株は主要3指数が小幅続落しました。

米国債利回りの上昇が重荷となり、NYダウは131ドル安。NASDAQも下落しましたが、半導体株の一角は底堅く推移しました。

この「指数は弱いが半導体は底堅い」という動きが、今日の東京市場でAI・半導体株への買い戻しにつながりました。

今晩の米国市場では、PCEデフレーター、ADP雇用統計、4~6月期GDP確報値など重要指標が予定されています。結果次第では米金利が大きく動く可能性があります。

翌日の日本株では、米金利とNASDAQ、AI・半導体株の反応が最重要材料になります。


⑦ 明日の注目銘柄(監視リスト)

ソフトバンクグループ(9984)
今日は+6.55%。前日の急落から一気に反発しました。AI関連への資金回帰が一日で終わるか、継続するかを確認します。

アドバンテスト(6857)
売買代金約8,133億円で全市場トップ。今晩の米半導体株の反応を確認します。

フジクラ(5803)
+5.94%。非鉄金属が33業種トップとなるなか、AIインフラ・電線テーマへの資金継続を確認します。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
+3.01%。銀行業は+3.25%で業種別2位。国内金利上昇を背景とした銀行株への資金が続くかを監視します。

ニデック(6594)
引け後に本決算を発表。前期は巨額最終赤字となった一方、今期は黒字転換予想を示しており、明日の市場評価が注目されます。

スルガ銀行(8358)
引け後に業績・配当予想を上方修正。銀行株全体が強かった日に追加材料が出ており、明日の反応を確認します。


⑧ 明日の注目ポイント(寄付き戦略)

明日10月1日の最大のポイントは、今日の1,272円高が一日限りの自律反発なのか、それとも資金回帰の始まりなのかです。

今日は日経平均だけでなくTOPIXも+1.67%、プライム・スタンダード・グロースのすべてで値上がり銘柄が優勢となりました。

さらに33業種すべてが上昇しており、昨日の全面安から地合いは大きく改善しています。

寄付き戦略

最初に確認するのは66,000円台を維持できるかです。

今日の日経平均終値66,753円は、75日移動平均線付近まで戻しています。ここを維持できるか、それとも急反発後の利益確定売りに押されるかが短期的な分岐点になります。

重要ポイント① 今晩の米国経済指標

今晩は米PCEデフレーター、ADP雇用統計、GDP確報値などが予定されています。

強いインフレ指標が出れば、米金利上昇を通じてAI・半導体株の重荷となる可能性があります。

重要ポイント② AI・半導体の資金継続

今日の売買代金上位は、

アドバンテスト(6857)
キオクシアホールディングス(285A)
ソフトバンクグループ(9984)
太陽誘電(6976)
KOKUSAI ELECTRIC(6525)

とAI・半導体関連が中心でした。

明日もこれらの銘柄に資金が残るかを確認します。

重要ポイント③ 非鉄・銀行への資金拡大

非鉄金属+4.86%、銀行業+3.25%。

AI・半導体だけでなく景気敏感・金融株へ資金が広がった点は、今日の相場の重要な特徴です。

明日も複数セクターが同時に上昇するなら、相場の裾野拡大が継続していると判断できます。

引け後IR

スルガ銀行(8358)は、2027年3月期上期の連結経常利益予想を250億円から340億円へ36%上方修正。通期も475億円から560億円へ17.9%上方修正しました。

さらに年間配当は従来の60円から80円へ20円増額しています。

ニデック(6594)は本決算を発表。2026年3月期は連結最終損益が5,646億円の赤字となりましたが、2027年3月期は1,000億円の黒字へ転換する見通しです。年間配当は未定としています。

両銘柄とも明日の寄り付きで市場が内容をどう評価するかが注目されます。

夜間PTS

9月30日のPTSナイトタイムは17時30分時点で290銘柄の売買が成立し、上昇140銘柄、下落118銘柄とやや買い優勢でした。

また、日経225先物12月限は17時の夜間取引寄り付きで67,390円、日中清算値比+240円。現物の日経平均終値66,753.72円を上回ってスタートしています。

個別では18時台に、

JX金属(5016)
PTS 3,583円、東証終値比+0.22%。

古河電気工業(5801)
PTS 3,863円、東証終値比+0.18%。

などが確認されています。

夜間PTS全体の確定した売買代金・出来高ランキングについては記事作成時点で確認できないため、推測では掲載しません。

リスク

最大のリスクは米経済指標→米長期金利上昇→AI・半導体株への売りです。

今日は1,272円高と大きく戻しただけに、今晩の米国市場が弱ければ短期的な利益確定売りも出やすくなります。

一方、日経平均だけでなくTOPIX、33業種、3市場の騰落銘柄数まで改善したことは、昨日までとは明確に異なる点です。

明日は66,000円台の維持、米AI・半導体株、非鉄・銀行への資金継続、スルガ銀行(8358)とニデック(6594)の引け後材料への反応を確認します。


⑨ 編集部コメント

今日は昨日とは正反対の相場になりました。

昨日は日経平均が一時64,699円まで下落し、ほぼ全面安。今日は日経平均が1,272円上昇し、東証33業種すべてがプラスとなりました。

特に重要なのは、アドバンテスト(6857)やソフトバンクグループ(9984)などAI関連株だけで上昇したわけではないことです。

非鉄金属、銀行、海運、化学などにも資金が広がり、プライム・スタンダード・グロースのすべてで値上がり銘柄が優勢でした。

一方で、日経平均は短期間で64,000円台から66,000円台へ戻しており、値動きはかなり大きくなっています。

明日は上昇幅そのものより、66,000円台を維持できるか、AI・半導体への大商いが続くか、そして33業種へ広がった資金が残るかを見ることが重要です。

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