さっと読める株ニュース【朝版】2026年9月29日

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① 市場ダッシュボード

9月28日の東京株式市場は、日経平均が朝方に67,034.74円まで上昇したものの、その後は利益確定売りが優勢となり、終値は65,877.62円、前営業日比-486.58円(-0.73%)。6営業日ぶりの反落となり、安値引けでした。

TOPIXも4,112.00、-0.40%。東証33業種では上昇が4業種にとどまり、29業種が下落しています。

指標 最新確認値 状況

日経平均 65,877.62円 -486.58円(-0.73%)
TOPIX 4,112.00 -0.40%
ドル円 157.27~157.28円 9/29 3:00時点
VIX 16.02 +7.73%
プライム 値上がり463/値下がり1,038 売り優勢
スタンダード 値上がり657/値下がり732 売り優勢
グロース 値上がり243/値下がり313 売り優勢

プライム市場は1,547銘柄中、値上がり463銘柄、値下がり1,038銘柄。スタンダード、グロースも値下がり銘柄が上回っており、28日は3市場すべてで市場の地合いが悪化しました。

ドル円は28日のNY市場で156円85銭から157円60銭までドル高・円安方向へ動き、日本時間29日3時時点では157円27~28銭。VIXは前週末14.87から16.02へ上昇しています。

市場ムード:警戒感上昇。

日本株の連騰が止まり、米国株も28日は原油高と米金利上昇を背景に反落しました。今日は9月末配当などの権利落ち日でもあるため、指数の前日比だけで相場の強弱を判断しないことが重要です。

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② 前日のマーケット異変速報

28日の最大の異変は、朝の67,000円突破から安値引けまで一気に流れが変わったことです。

日経平均は朝方に前営業日比670円高の67,034.74円まで上昇しましたが、その後は利益確定売りが増加。終値は65,877.62円となり、日中高値から1,157円下落しました。

市場の中身も悪化しています。

プライム:値上がり463/値下がり1,038
スタンダード:値上がり657/値下がり732
グロース:値上がり243/値下がり313

と、3市場すべてで値下がり銘柄が優勢でした。

一方、国内金利の先高観を背景に銀行・保険株には資金が残りました。33業種で上昇したのは保険、銀行、電気・ガスなど4業種だけです。

異変監視銘柄

固定監視基準の「IRなしで株価±10%以上、または出来高10%以上増」に該当する値動きとして、28日は出来高急増銘柄が多数確認されました。

タカショー(7590)は14時30分時点で直近5日平均比の出来高変化率が約+385%、ホクシン(7897)も約+385%。ホクシンは終値136円、前日比**+25.93%**まで上昇しました。

短期資金が大型AI株だけでなく、小型材料株へ移動している点も監視対象です。

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③ 前日の重要ニュース

1.日経平均67,000円突破後に急失速

28日の日経平均は一時67,034.74円まで上昇しました。

しかし、前週まで5営業日続伸していた反動と短期的な過熱感から利益確定売りが優勢となり、最終的には486円安の65,877.62円で終了しました。

関連銘柄:
アドバンテスト(6857)
東京エレクトロン(8035)
イビデン(4062)
キオクシアホールディングス(285A)
ソフトバンクグループ(9984)

特にイビデン(4062)などが日経平均の下押し要因となりました。

2.米国株も反落、原油高と金利上昇が重荷

28日の米国株式市場は主要3指数がそろって反落しました。

NYダウ:51,556.09(-0.53%)
S&P500:7,695.63(-0.62%)
NASDAQ:26,879.83(-0.70%)

米国とイランを巡る不透明感から原油価格が上昇し、米国債利回りも上昇。株式市場の重荷となりました。

今日は日本のAI・半導体株にとっても、米ハイテク株安と金利上昇が逆風になります。

3.国内では銀行・保険への資金が継続

28日は33業種中29業種が下落するなか、**保険業+0.95%、銀行業+0.83%**と金融株が逆行高となりました。

国内金利の先高観が背景にあり、AI・半導体から金融株への資金循環が継続しています。

関連銘柄:
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
三井住友フィナンシャルグループ(8316)
みずほフィナンシャルグループ(8411)
第一生命ホールディングス(8750)

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④ 注目テーマ(資金循環)

銀行・保険

現在最も明確に逆行して資金が残っているテーマです。

28日は33業種中29業種が下落する全面安に近い状態でも、銀行・保険は上昇しました。国内金利上昇が収益改善材料として意識されています。

AI・半導体

これまでの主役ですが、28日は利益確定売りが目立ち始めました。

さらに昨晩の米国市場も原油高・金利上昇を背景にNASDAQが下落しているため、今日はテーマ全体を一括して見るのではなく、個別銘柄の強弱を見る局面です。

今週は米半導体大手マイクロン・テクノロジーの決算も予定されており、メモリー・AI半導体関連の次の方向を確認する重要イベントになります。

小型材料株

大型株が高値圏で伸び悩む一方、小型株では大きな値動きが発生しています。

ホクシン(7897)は+25.93%、akippa(627A)は+24.43%など、20%を超える上昇銘柄も複数確認されました。

短期資金が大型AI株から個別材料株へ分散している可能性を確認します。

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⑤ 注目銘柄

アドバンテスト(6857)

AI・半導体相場の方向を見る代表銘柄。

28日は朝方の日本株上昇を支えましたが、その後は市場全体が失速。昨晩のNASDAQも下落したため、今日は寄り付き後に押し目買いが入るかを確認します。

監視点:AI・半導体への資金が残っているか

イビデン(4062)

28日の日経平均下落への寄与が大きかった銘柄です。

前週まで大きく上昇していただけに、利益確定売りが一時的なのか、AI半導体周辺株からの資金流出へ変化するのかを確認します。

キオクシアホールディングス(285A)

28日は売りが優勢となった一方、17時30分時点のPTSでは**17,897円、東証終値比+0.7%**と日経平均採用銘柄の中では上昇側に入りました。

マイクロン決算を控え、メモリー関連の資金動向を見るうえでも重要です。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)

全面安のなかでも銀行業は+0.83%。

AI・半導体から銀行への資金循環が継続するかを見る代表銘柄です。

ソフトバンクグループ(9984)

28日朝には日経平均の上昇寄与度トップとなる場面がありました。

AI関連への資金が高値圏でも継続するのか、それとも利益確定優勢へ変わるのかを確認します。

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⑥ 夜間PTS異変

9月28日のPTSナイトタイムでは、17時30分時点で371銘柄の売買が成立し、上昇64銘柄、下落288銘柄と売りが大きく優勢でした。

日経平均構成銘柄も上昇9銘柄、下落74銘柄でした。

ただし29日は9月末配当などの権利落ち日です。PTSの東証終値比には権利落ちの影響を含む銘柄があるため、下落率をそのまま実質的な売り圧力とは判断できません。

上昇率異変

アクセル(6730)
1,526円、東証終値比**+24.5%**

日本フエルト(3512)
1,250円、+22.7%

Orchestra Holdings(6533)
1,780円、+16.5%

ハピネット(7552)
4,975円、+16.0%

パーソルホールディングス(2181)
336.1円、+15.9%

下落率異変

コニカミノルタ(4902)
555円、-16.4%

ネクソン(3659)
2,603円、-15.2%

コナカ(7494)
204円、-15.0%

マリオン(3494)
410円、-11.4%

エアトリ(6191)
1,290円、-10.4%

なお、アクセル(6730)は28日の現物市場で出来高が前日比**+15.01%**となっており、現物市場からPTSにかけて売買が活発化しています。

夜間PTSの売買代金・出来高については、記事作成時点で同一基準の確実なランキングを確認できなかったため、推測値は掲載しません。

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⑦ 今日の注目ポイント

寄付き戦略:権利落ちを考慮して指数を見る

今日は9月末配当などの権利落ち日です。

そのため、日経平均やTOPIXが前日終値を下回って始まっても、下落幅のすべてを市場心理の悪化と判断することはできません。

まずは権利落ちの機械的な下押しと、実際の売りを分けて見る必要があります。

重要ポイント① 65,000円台を維持できるか

昨日の日経平均は67,034円から65,877円まで急失速しました。

今日は権利落ちの影響を受けながらも、実質ベースで65,000円台を維持できるかを確認します。

重要ポイント② 銀行・保険の逆行高が続くか

28日は33業種中29業種が下落しても、銀行・保険には買いが残りました。

権利取り要因が剥落した今日も金融株が強ければ、単なる配当取りではなく金利上昇を背景とした資金循環が続いている可能性があります。

重要ポイント③ AI・半導体の押し目反応

昨晩の米国株はNASDAQが-0.70%。

原油価格と米国債利回りの上昇がハイテク株の重荷になっています。

アドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)、イビデン(4062)、キオクシアホールディングス(285A)が寄り付き後に戻せるかを確認します。

リスク

最大の外部リスクは中東情勢→原油高→インフレ懸念→金利上昇の流れです。

28日の米国市場も、この組み合わせで主要3指数が反落しました。VIXも14.87から16.02へ上昇しています。

一方、米国とイランを巡る交渉の進展が伝われば原油・金利・株価が短時間で反応する可能性があり、ニュースによる値動きには注意が必要です。

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⑧ 編集部コメント

昨日は日経平均が一時67,000円を突破しましたが、最終的には65,877円まで下落しました。

重要なのは486円安という数字だけではありません。

プライム、スタンダード、グロースの3市場すべてで値下がり銘柄が値上がり銘柄を上回り、VIXも上昇。さらに昨晩の米国株も反落しています。

一方で、銀行・保険には資金が残っており、相場全体から資金が一斉に抜けているわけではありません。

今日は権利落ち日です。

指数の見た目の下落だけで判断せず、権利落ちを除いた実質的な強さ、AI・半導体の押し目反応、銀行・保険への資金継続、そして値上がり・値下がり銘柄数を合わせて確認する一日になります。

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